出張一気読み(21)

マイクル・ムアコック著「永遠のチャンピオン」。エルリック、コルム、ホークムーンなどムアコックのヒロイックファンタジーシリーズをつなぐ概念たる《永遠のチャンピオン》の本質を語るエレコーゼ・サーガの一巻。20世紀の生きるジョン・デイカーが別の時代・次元の人類に召喚され人類のチャンピオンとして戦いながら、愛と義務と宿命との間にさいなまれていき、そしてついにある決断をなす・・・。コルムシリーズと同じ時期のこのころのムアコックの作品は人類に対する諦観というか憎悪が感じられ、読んでいくるとちょっと暗澹としていきますが、その中でチャンピオンが象徴的な何かしらを成しとげるので、ある意味すっきりした作品です。ただその結果の是非はおいとかないといけませんが・・・