出張一気読み(18)声の網

声の網 (角川文庫)星新一の「声の網」。ご多分に漏れず私も小学生のころに星新一に出会い、かなりの作品を読み倒してきましたが、なぜかこの作品は読み逃しておりましたが、ふとしたタイミングで目にとまり、我慢できなくなったのでポチりました。いやはや今現在世に出ているコンピューター知性およびネットもののアイデアはすべてこの作品で網羅されております。1970年の時点でここまで正確に未来予測図を描き切った星新一恐るべし。もちろんメインガジェットが電話ベースなのはいたしかたないですが、アプリケーション的には現代のスマホ文化にはなんら遜色ありません。改めて星新一の偉大さを思い知りました。